LINEヤフーは、同社が保有する国内最大級の700万人以上のアクティブ調査パネルを基盤とした、スマートフォン専用のリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」において、全国の10~60代の男女を対象に、過去1年間にどれほどドラマを視聴していたか、また好きなドラマジャンルに関する調査結果を発表した。

1. 年代が上がるほど視聴作品数が増加

この1年間に1か月あたり平均何作品のドラマを視聴していたか(※1、2)を尋ねた。

全体では「月に1作品以上」視聴していた人が約6割を占めた。一方で、「この1年間でドラマはまったく見ていない」と答えた人は約2割だった。年代別に見ると、若年層ほど「まったく見ていない」の割合が高く、10代では3割台半ばに達している。

一方、「月に5作品以上」視聴していた割合は年代が上がるほど高く、50~60代では2割強~3割強に。特に女性では3割台半ば~4割強に達しており、高い視聴傾向が見られた。

※1 単発・連続ドラマを問わず、テレビ・インターネット・DVD・録画での視聴も含む
※2 連続ドラマについては、全話を見ていなくても1作品としてカウント

2. 20代以下は「恋愛ドラマ」、40代以上は「医療ドラマ」が人気

過去1年間にドラマを視聴していた人に、海外ドラマを含む好きなジャンルを尋ねた。

全体で最も人気だったのは「医療ドラマ」で、4割強の支持を集めた。以下、「サスペンス・ミステリードラマ」「恋愛ドラマ」「刑事ドラマ」がいずれも3割強で続いた。

年代別に見ると、10~20代では「恋愛ドラマ」が4割強で1位に。特に10代女性では6割強と圧倒的な支持を集めた。また、10代では2位に「青春・学園ドラマ」が、20代でも同ジャンルの人気が高かった。

30~40代では、「サスペンス・ミステリードラマ」「医療ドラマ」「恋愛ドラマ」がトップ3に入り、順位に差はあるものの共通した傾向が見られた。50~60代では「医療ドラマ」「刑事ドラマ」が上位を占め、60代では「法廷(検察/弁護士)ドラマ」が3割台半ばで3位にランクインしている。

なお、グラフには示していないが、50~60代では大河ドラマなどの「歴史・時代劇ドラマ」の支持率も高かった。2022年の過去調査(※3)でも、年代が上がるにつれて「大河ドラマを見たことがある」と答えた割合が高くなる傾向が確認されている。

「韓流・アジアドラマ」は、10~20代女性および50~60代女性でやや高めとなっていた。

性別で見ると、男女ともに1位は「医療ドラマ」だったが、2位以降には違いが見られた。男性では「刑事ドラマ」「サスペンス・ミステリードラマ」「コメディドラマ」が上位に入り、女性では「恋愛ドラマ」が「医療ドラマ」に続く4割台半ばの支持で2位にランクインした。

【調査概要】
調査手法:スマートフォンWeb調査(LINEユーザー対象)
調査対象:全国の15歳~69歳の男女
実施時期:2025年4月1日~2025年4月3日
有効回収数:5,258サンプル
※性別・年齢構成比を市場構成にあわせてウェイトバックを実施
※表・グラフ中の数値は小数第1位または第2位を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合や、同じ数値でも見た目に差がある場合がある