フジテレビが今年3月に開設した「フジテレビドキュメンタリー」公式YouTubeチャンネルの登録者数が10万人を突破した。これを記念して、同チャンネルと動画配信サービス・FODで、『ザ・ノンフィクション』で大きな話題となった“クズ芸人”小堀敏夫のドキュメンタリー地上波第1作のフルバージョンが、29日までの期間限定で配信されている。
フジドキュYouTubeでは、今年1月に『ザ・ノンフィクション』で放送された「クズ芸人の生きる道 ~57歳 婚活始めます~」の“その後”を配信して48万回再生を記録。このシリーズ第1作「52歳でクビになりました。~クズ芸人の生きる道~」(2020年放送)がフルバージョンで配信されるのは、今回が初めてとなる。
主人公はお笑い芸人の小堀敏夫。トレードマークはジャイアンツの帽子、家賃2万8,000円(当時)の安アパートに暮らしながら“ギャラ飲み”と借金で、その日暮らしを続けていた。芸を磨く努力は皆無で、ネタ見せをサボり、パチスロに興じる小堀は、いつしか“クズ芸人”と呼ばれるように。放送するや、その生き方が大反響を呼んだ。
同YouTubeチャンネルで人気を博している、『ザ・ノンフィクション Stream』。キャンディ・H・ミルキィさんの“その後”を描いた「女装愛好家・キャンディさん最期の日々」は、100万再生を記録した。
ほかにも『ザ・ノンフィクション』で2月に放送された「ボクと古着と下北沢 ~夢と現実のヴィンテージ~」のオリジナルカット版が「1」「2」合わせて150万回再生を記録。また、情報番組『ノンストップ!』からも「EXILE ATSUSHI 843日ぶり復活ライブ」などを配信している。
7日からは、『Mr.サンデー』のオリジナルコンテンツの中から反響の大きかったものを厳選して配信している。
【編集部MEMO】
「52歳でクビになりました。~クズ芸人の生きる道~」のナレーションを担当した吉岡里帆は「生活はギリギリでも、芸人が好きでずっと一緒に喰さんとやってきたのに、クビになったらすごく悲しくなるはずなんですけど、それも面白いことという感じにしちゃう小堀さんのパワーに元気づけられました。その後の方向転換も、舵の切り方が本当にさすがです。もし、自分がピンチになったり、どうしたらいいか分からないと悩んだりしたときに、ちょっと思い出しちゃいそうですね。あの空気の持っていき方は、人生において大事なことだと思いました」と語っていた。
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