米AMDは6月30日(現地時間)、同社グラフィックス向けの最新ドライバ「AMD Radeon Software Adrenalin 25.6.3」を公開した。Optional Updateに位置付けられており、適用するには配布ページから直接ダウンロードする必要がある。

  • 「AMD Radeon Software Adrenalin 25.6.3」公開、『モンハンワイルズ』でFSR 4対応

6月末日に展開された同月3回目のドライバアップデート。同日リリースされた『モンスターハンターワイルズ』無料タイトルアップデート第2弾への対応が目玉となっており、新しく搭載されたAMD FSR 4機能に対応。このほか『Grand Theft Auto V Enhanced』でもFSR 4機能を利用できるようになっている。Optional UpdateはSoftware: Adrenalinからは適用できない場合もあるため、ゲームに搭載の最新機能を活用するには手動でドライバをダウンロードして適用しよう(外部ページ)。

このほか、『DragonKin: The Banished』『Blades of Fire』『RoadCraft』『The Alters』『Star Wars Outlaws』『S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl』をRadeon RX 9000シリーズでプレイするとAMD FSR 4を適用できなかった問題を修正した。

既知の不具合

  • Radeon RX 7000シリーズなどの一部のAMD Radeonグラフィックス製品で、一部のVRヘッドセットを使用して80Hzまたは90Hzのリフレッシュレートでゲームをプレイすると、スタッターが観察される場合がある。この問題が発生しているユーザーは、一時的な回避策としてリフレッシュレートを変更することで回避できる。
  • Radeon RX 7000シリーズやRadeon RX 9000シリーズなどの一部のAMD Radeonグラフィックス製品で『サイバーパンク2077』をプレイすると、システムまたはアプリケーションのクラッシュが断続的に発生する場合がある。
  • Radeon Anti-LagとInstant Replayを有効にしてMonster Hunter Wildsをプレイすると、断続的なアプリケーションのクラッシュまたはドライバーのタイムアウトが発生する場合がある。
  • 一部のAMDグラフィックス製品でCall of Duty: Warzone Season 03 'Verdansk'マップをプレイしていると、カクつきが見られる場合がある。
  • Chromeで4K解像度のYouTube動画を再生すると、スタッターが発生したり、パフォーマンスが予想よりも低くなったりする場合がある。この問題が発生しているユーザーは、一時的な回避策としてビデオを全画面で再生することで回避できる。