社会人の多くが一度は経験したことがあるであろう「退職」。ただ、実際に退職をするとなったら、さまざまなドラマに直面している人も意外と少なくないようです。
本連載では、マイナビニュース会員が明かした、退職・離職時のエピソードを、マイナビニュースで「タワマン暮らし」や「Z世代とはたらく」などを執筆する青木ぼんろさんによるマンガで紹介していきます。
「退職金も少ないけど」は決まり文句ではなく……
中央労働委員会の「令和3年賃金事情等総合調査(確報)」によると、大企業(資本金5億円以上かつ労働者1,000人以上)に大卒で入社し、定年退職まで勤務した場合の平均退職金(男性)は2,230万4,000円、同じく高卒入社で定年退職まで勤務した場合の平均退職金(男性)は2,017万6,000円となっています。
同じように東京産業労働局の「中小企業の賃金・退職金事情(令和4年版)」によると、中小企業に定年退職まで勤務した場合のモデル退職金(卒業後すぐ入社し、普通の能力と成績で勤務した場合の退職金水準)は、大卒で1,091万8,000円、高卒で994万円となっています。
仮に20年間も勤務すれば実際の退職金は漫画よりももっと多いでしょうが、それでも額面を見て予想よりも少ないようだと、へこんじゃいますよね……。
近年は退職代行の利用が増えている
近年の退職における傾向の一つとして、「退職代行を用いて退職をする社会人の増加」があげられます。精神的なストレスを回避したかったり、会社への恩義・忠誠心が低下したりと、増加の背景にはさまざまな要因がありそうです。
時代の変遷とともに働き方や仕事に対する価値観も変化し、ついには退職の手段も変わってきています。退職や離職という行為へのイメージも今後、時の流れとともにさらに変化していくのかもしれませんね。
退職・離職に関するアンケート
調査時期: 2024年11月19日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 506人
調査方法: インターネットログイン式アンケート