Neowinは5月7日(現地時間)、「Microsoft testing another Windows 11 Start menu Search change that users already hate」において、Microsoftがテストを開始したWindows検索の新機能がユーザーの反発を招いていると伝えた。

改良されたWindows検索には、タスクバーやスタートメニューの検索ボックスから直接Microsoft Storeのアプリをダウンロードできる機能が導入されたが、この新機能に対して多くのユーザーから否定的な声が上がっているようだ。

  • Microsoft testing another Windows 11 Start menu Search change that users already hate - Neowin

    Microsoft testing another Windows 11 Start menu Search change that users already hate - Neowin

Windows検索において新機能をテスト

Microsoftは最近、Windows検索に対していくつかの新機能をテストしている。例えば、4月にWindows Insider向けに提供されたアップデートでは、AIによって入力された単語やフレーズの文脈的な意味が理解できるようになり、自然言語での直感的な検索が可能になった。この機能はCopilot+ PCで利用することができる。

MicrosoftのApp Store & Apps担当副社長のGiorgio Sardo氏は、5月6日にWindows検索のさらなるアップデートを自身のXアカウントで発表した。このアップデートでは、タスクバーやスタートメニューの検索ボックスから、直接Microsoftストアのアプリをインストールできるようになるという。

Sardo氏が投稿したスクリーンショットでは、Windows検索の検索結果にMicrosoftストアで公開されているアプリが含まれており、そこに「取得」ボタンが表示されている。

  • Microsoftストアが統合されたWindows検索 出典:Giorgio Sardo氏

    Microsoftストアが統合されたWindows検索 出典:Giorgio Sardo氏の投稿

ストア推しが過ぎるMicrosoftの姿勢に疑問の声

しかしこの機能に対して、ユーザーからは多くの不満の声が上がっているという。Neowinではそれらの否定的な意見を取り上げ、特にWindows愛好家であるXeno氏による「この機能を無効にする方法はあるのか?」という投稿に多くのユーザーが共感を示していることを紹介した。

Microsoftが、ユーザー体験の向上を目指して新機能の導入を進めていることは間違いない。しかし、多様なニーズに応えるためには、ユーザーにカスタマイズや選択の自由を与える姿勢が求められる。特に検索のような誰もが利用する機能においては、ユーザーが不要と感じる機能は無効にできるオプションが必要だ。Microsoftには、ユーザーからのフィードバックを受けての慎重な対応が求められている。