ASIL-D認証をNORフラッシュ製品が取得
Infineon Technologies(インフィニオン テクノロジーズ)は、同社のNORフラッシュメモリ「SEMPER」が、機能安全の最高認証レベルであるASIL-D認証をSGS-TÜVから取得したことを発表した。
自動車のエレクトロニクス化が進む一方、自動車に搭載される各種の電子システムに対しては、高いレベルの安全性を要求するようになっており、搭載される半導体デバイスなどについては、自動車の安全水準であるASILなどへの対応が求められるようになってきている。
ASILは、A~Dまでの4段階で区分けされており、Dがもっとも厳しいレベルとなっている。今回のをSGS-TÜVによるASIL-D認証は、インタフェース(QSPI、HYPERBUS、JEDEC xSPIオクタル)、容量(256Mビット~2Gビット)、パッケージ(BGA、WSON、SOIC)を含む、SEMPER NOR製品の全範囲に適用されるという。
AEC-Q100グレード1規格にも適合済み
また、これらの製品はAEC-Q100グレード1規格にも適合しており、すでにADAS、ゾーン制御、ゲートウェイ、デジタルコックピットなどの車載アプリケーションに広く展開されているという。