Microsoftは6月23日(現地時間)、Windows Insider ProgramのDevチャネルとBetaチャネル向けにWindows 11 24H2の最新プレビュー版(ビルド26200.5661および26120.4452)を公開した。このビルドで、リコール機能の使い勝手を向上させる新しいホームページが導入された。
目玉はリコール向けのパーソナライズされたホームページ
ビルド26200.5661および26120.4452における新機能や変更点は次のリリースノートにまとめられている。
- Announcing Windows 11 Insider Preview Build 26200.5661 (Dev Channel) | Windows Insider Blog
- Announcing Windows 11 Insider Preview Build 26120.4452 (Beta Channel) | Windows Insider Blog
このビルドの目玉はリコール向けのパーソナライズされたホームページだろう。新しいホームページには、最新のスナップショットと、過去24時間に最も使用した上位3つのアプリやWebサイトを表示する。これによって、ユーザーは直前の作業にすぐ戻れるようになった。
さらにMicrosoftは、リコール専用の新しいナビゲーションバーを追加した。画面左のナビゲーションバーからは、ホーム、タイムライン、フィードバック、設定といったリコールの主要な機能に簡単にアクセスすることができる。これによってユーザーはより直感的にリコール機能を使いこなせるようになった。
ハードウェアインジケーターの表示位置が変更可能に
ビルド26200.5661/26120.4452の2つめの大きな変更は、音量、輝度、機内モードなどを調整するハードウェアインジケーターの表示位置を変更可能になったことだ。これらのインジケーターの表示位置は、これまでは画面下部に固定されていたが、新たに画面の左上または上部中央に移動できるようになった。表示位置の変更は、設定アプリの「システム」→「通知」ページで設定できる。
その他の変更点
その他の主な変更点としては、次のものが挙げられている。
- スタートメニューのピン留めを管理者が一度だけ適用するポリシー設定を追加した。これを有効にすると、初期状態で管理者が設定したピン留めが適用され、その後はユーザーが自由にピン留めレイアウトを変更できるようになる
- 一部のユーザーで停止されていたファイルエクスプローラーの「AIアクション」の展開を再開した
- デバイスのセットアップ時に選択した国または地域を、設定アプリの「時刻と言語」→「言語と地域」に追加した
上記の他にも、さまざまな既知の問題の修正が行われている。ハードウェアインジケーターの表示位置変更を含む一部の変更と修正は、準備ができたユーザーから段階的に展開されるため、Dev/Betaチャネルの参加者でもすぐには利用できない可能性がある。
その場合、Windows Updateの「利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する」の設定をオンにしておくことで、利用可能になり次第いち早く新機能を体験できる。