恋人との旅行、いつが理想? 男女で差が出た“旅行デート”の本音調査

婚活情報サイト『オミカレ』を運営するオミカレは、全国の婚活者を対象に、「旅行への意識」についてのアンケート調査を実施し、その結果を発表しました。恋人との旅行のタイミング、旅行費用の負担、恋人・結婚相手との旅行への心配や不安などについて参考になる内容ですので、ご紹介します。

旅行は信頼関係を深めるもの? 旅行のタイミングで見える男女の意識差

恋人と旅行するタイミングの理想について、男性の約38%が「いつでもOK」と回答。 同回答を選択した女性は約18%と、男性と女性で約20%の差があり男性に比べ、女性の方が付き合い始めてから旅行デートまで少し期間を置きたい人が多い傾向にあるようです。

男性の回答で最も多い「いつでもOK」を選択した男性からはその理由として「早くに打ち解けることができる」「新鮮な気持ちの段階で旅行したい」があげられ、女性に最も多い「1ヵ月~3ヵ月」の回答者は「少し慣れた頃が理想」「お互いを知ってからが良い」「信頼関係が築けてから」などを理由にあげていました。

旅行費用の負担は「男性が多く負担する」?

恋人・結婚相手との旅行費用の支払いについては男女共に「男性が多く負担する」の回答が最も多い結果に。 特に、男性のおよそ54%が上記のように回答しており、「甲斐性を見せたい」「マナーだと思う」などの理由があげられていました。

男女間での"奢り・奢られ問題"がSNSやネットニュースでよく話題になりますが、性別ではなく「収入が高い方が多く負担する」という回答も女性の14%から寄せられています。 「男性が多く負担する」と回答した男女からも「経済力があるから」を理由にあげる人もおり、男女差ではなく経済力の差でこの回答を選択している人も多いようです。

また、男女ともに30%以上が「割り勘」と回答。 回答の理由として男女双方から挙げられたのが「気を使わず、思い切り遊べる」「対等な関係だと思うから」で、女性からは「あとでモメたくない」「すごくお金を持っている人だったら出してもらいたいけど、経済状況次第で割り勘かなと思う」といった理由、男性からは「旅行だと高額になるので割り勘が良い」「男性が多く払うのはおかしいのでは、と思う」といった理由が挙げられていました。

普段のデートと比べ、高額になる旅行代。 割り勘にすべきか、どちらかが多く出すべきかに正解はないので、お互いの収入や構築していきたい関係性によって、相談して決めるのがベストのようです。

「男性が全額負担する」の回答の割合が最も高い50代

「男性が全額負担する」と回答したのは女性の約14%。 各年代で、この回答を選択した人の割合を見ると、50代女性が25.8%と最も多い結果となりました。

現在50代の方が20代だった1986年から1995年は、男性の収入がとても高かった、好景気・バブル景気の時代も含まれています。 またこの時代は、男性一般労働者と女性一般労働者の所定給与額に、1時間当たり約700円もの差があったとされ、男女間の収入差の大きさも起因し「男性が奢るのが当たり前」の文化がありました。

50代の女性からの「男性が全額負担する」の回答の割合が最も多いのは、このような背景があるのかもしれません。

(参考:内閣府 経済社会総合研究所 バブル景気以降における男女観賃金格差の実態とその研究動向  図表11-1 時間当たり所定内給与額の推移

20代男性の6割近くが旅行費用は「割り勘が理想」と回答

旅行費用の負担について、男性の約34%が「割り勘」と回答し、「男性が多く負担する」の約54%に次いで大きな回答となりました。

割り勘を理想とする傾向は20代が最も大きく、年代が上になるにつれ小さくなっていく結果に。 20代が「割り勘」の回答を選択した理由としては、「男性だからという理由で多く払う必要を感じない」「割り勘の方が面倒くさいことにならないと思う」「自分の旅行費用はそれぞれで負担できる経済力が理想」が挙げられていました。

30代以上の男性からは「当たり前だと思う」「マナーだと思う」の理由で「男性が全額負担する」「男性が多く負担する」の回答が多く選ばれていましたが、20代男性からは「今は割り勘が当たり前だと思う」の声も。 今の50代・60代はバブル期・好景気期の経験があり「男性の方が収入が圧倒的に高いから、費用を全額もしくは多く負担するのは当然」などの感覚がある人も多いですが、時代を経て"当たり前"や"当然"の感覚の変化を感じられる結果となっていました。

10%はGWに「婚活パーティー・街コンに参加する」の意思あり

ゴールデンウィークまであと少し。 3月に実施したアンケート調査では「まだ予定を決めていない」という人が半数以上で、今年は飛び石連休ということもあって旅行・遠出の予定が少し立てづらく、「近場に遊びに行く」と回答した人が16%以上となっていました。

しかし、すでに「婚活パーティ・街コンに参加する」と決意表明している人も10%を超えており、『オミカレ』会員の結婚・真剣な交際への意欲の高さがうかがえる結果になりました。

オミカレでは今後も、結婚・真剣な交際を望む人を対象に、恋愛・結婚をテーマした調査を継続的に行い、結婚を望む人・結婚に興味のある人への情報発信を行っていきたい、とレポートを結んでいます。

【調査概要】

・調査期間:2025年2月27日~2025年3月9日
・調査機関:オミカレ会員を対象とした自社調査
・調査方法:webアンケート
・回答数:638人

オミカレ

※この記事は2025年04月10日に公開されたものです

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